遅ればせながらC760でGoogle Androidを動かしてみる。


Dmesgの抜粋

root@c7x0:/etc/init.d$ dmesg
<5>Linux version 2.6.23 (koen@bitbake) (gcc version 4.1.2) #1 PREEMPT Fri Dec 28 11:06:44 CET 2007
<4>CPU: XScale-PXA255 [69052d06] revision 6 (ARMv5TE), cr=0000397f
<4>Machine: SHARP Husky
<4>Ignoring unrecognised tag 0x00000000

準備した機材

  • Zaurus(C760)
  • SD CARD(1GB VFAT)
  • LPC-CF-CLT(CF型10BASE-T LANカード)

準備するソフト

今回は、AngstromのKernelでシステムを立ち上げ、その後Androidを起動させる方式を取る。

まずは、Angstrom(Kernel)のインストール

Angstrom-altboot-console-image-glibc-ipk-2007.12-c7x0-installkit.tgzを解凍した中身と、android-sdboot-image.tar.gzをSDカードに入れて、バージョンアップを実行。

  1. 充電ケーブルを本体から取り外す。
  2. 本体裏側の電池交換スイッチを「解除(交換時)」側に切り替え、バッテリーを取り外す。
  3. 5秒位待ってから、バッテリーを取り付け、電池交換スイッチを「ロック」に切り替える。
  4. 充電ケーブルを接続し、"OK"ボタンを押しながら電源ボタンを押す。
  5. メンテナンスメニューが表示されたら”アップデート”->”SD”を選択する。

これで、アップデート後Angstrom-altbootが起動するようになるがC760ではaltbootの調整が甘く、
パスワード(altboot)のパスワード登録時にしばらく立つとキー入力が出来なくなってしまうことがある。
回避方法は、パスワード入力画面が表示されたら、即パスワード(6文字以上)を登録してしまうほうが良いみたい。

ネットワーク設定&Android起動

今回苦労したのは、NICは認識されてるのにネットワークが利用できなかった点。
よく調べてみると家のLANのネットワークアドレスとUSB-LANのネットワークがアドレスが衝突して、パケットがあさっての方向に流れていたのが原因みたい。なのでログインしたら当面利用しないUSB-LANを以下のコマンドで停止させれる。

C7x0$ su -
C7x0$ ifconfig usb0 down

この後は以下のコマンドで無事に起動。(起動完了までおよそ3分くらいかかっていたみたい)

C7x0$ cd /mnt/card
C7x0$ tar zxvf android-sdboot-image.tar.gz
C7x0$ ./android-sd.sh