地域WiMAXでキャンパスをカバーする
モバイルWiMAXで知名度の高いUQコミュニケーションズとは異なり、あまり騒がれてこなかった地域WiMAX。
これが具体的な形「慶應義塾大学SFC研究所をカバーする」形でサービスを開始するらしい。
アナウンス:
http://www.openwp.net/news/30b530fc30b9958b59cb
たしかに大学のキャンパスや企業の事業所でモバイル環境(たとえば無線LAN)をもれなく構築しようとすると、AP数も相当増やさないといけないはず。(たとえば、速度を11Mbpsとして1APあたり直径30mの円状をカバー等)
1APあたり直径30mの円状とすると、1台あたりカバーできる範囲は 15x15x3.14=706.5平方(およそ435坪)
SFCキャンパスがおよそ10万坪なので、全面積をカバーしようとした場合、単純な面積計算で最低でも約230台はAPが必要となるはず(実際にはカバー範囲を広げるために区間を重ねたり、不要なエリアは設置しないので、数はかなり変動するはず。ここでは参考までに計算してみた)
基地局とカバー範囲の例:
http://www.allied-telesis.co.jp/products/list/extricom/doc/pdf/extricom_wp2.pdf
それに対してWiMAXは数キロ単位でカバー可能なため、コストが見合えば「キャンパスにWiMAX基地局を立ててしまい周囲の企業等でシェアする」というビジネスは確かに面白そう。
たとえばビジネスとして、学生が安価に契約でき「キャンパス内は定額制」、「キャンパス外は従量制」というのはありかも。
ただそこまでやるとキャンパス外で通信を行えるようにUQコミュニケーションズのようなキャリアにローミングする必要が出てくる。
そういえばWiMAXってPHSや3G携帯みたいに異なるキャリア間でローミングできるのかな?
J:COMらが出資のOpenWP、神奈川県藤沢市で地域WiMAX免許を取得:
http://bb.watch.impress.co.jp/docs/news/20090624_296365.html
オープンワイヤレスプラットフォーム合同会社:
http://www.openwp.net/
ちなみにこのビジネスモデルの先駈けの例:
http://www.ce.nihon-u.ac.jp/kouhou/184/184_11.html