chrome OSを簡単にビルドして動かしてみる。
とりあえず最も簡単と思える方法でビルドしてみた。後々忘れないように忘れないようにメモ。
(その代わりちょっと後々ソースを追いかけたいときには向かないかも)
掛かった時間:およそ3時間(P4 3.2GHz)
ビルド環境:ubuntu 9.10
動作環境: VisualBox
参考にさせていただいたサイト:
http://d.hatena.ne.jp/showyou/20091120/1258687525
- 事前準備
- あらかじめ動作環境のVisualBoxをインストールしておく。
https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Application/Virtualbox
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- 必須パッケージのインストールしておく。
$sudo apt-get install git-core qemu
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- ビルドに必要なツールとライブラリを揃える。
$ cd ~/ $ wget http://src.chromium.org/svn/trunk/src/build/install-build-deps.sh $ sudo sh install-build-deps.sh $ svn co http://src.chromium.org/svn/trunk/tools/depot_tools $ export PATH=$PATH:~/depot_tools
ツールのパスの件は.bashrcにも追加しておく。
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- ソースコードを準備する。
$ http://build.chromium.org/buildbot/archives/chromiumos-0.4.22.8.tar.gz $ tar zxvf chromiumos-0.4.22.8.tar.gz $ ln -s chromiumos-0.4.22.8 chromiumos $ mkdir -p chromiumos/src/build/x86/local_assets $ cd chromiumos/src/build/x86/local_assets $ wget http://build.chromium.org/buildbot/continuous/linux/LATEST/chrome-linux.zip $ mv chrome-linux.zip chrome-chromeos.zip
ここまで、準備整えて置けばあとはビルドを実行するのみ。とおもったら、まだ事前準備が必要。
$ cd ~/chromiumos/src/scripts $ ./make_local_repo.sh $ ./make_chroot.sh
ローカルレポジトリの作成。40分近くか買ってしまった。
共有ユーザのパスワードを設定する(必須)
ここから先はchrootしたビルド環境でコマンドを実行することになる。
(なんらか戻りたいときはCTRL+DでOK)
$ ./enter_chroot.sh (chroot)$./set_shared_user_password.sh
- ビルド開始
随分ステップがあったけど、これでやっとビルドが始められる。
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- 本体のビルド
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(chroot)$ ./build_kernel.sh (省略) /usr/bin/make clean make[1]: Entering directory `/home/xxx/trunk/src/platform/monitor_reconfig' make[1]: Leaving directory `/home/xxx/trunk/src/platform/monitor_reconfig' dh_clean dpkg-buildpackage: binary only upload (no source included) ~/trunk/src/platform/monitor_reconfig /home/xxx/trunk/src/scripts All packages built.
じつはGoogleのサイトの説明通りにすすめると、ここでビルドが止まってしまった。
原因は”chrome-linux.zip”のURLがNot Foundになってしまっていたため。仕方ないので上記の用にディリービルドの事前に準備することでこの件解決。
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- Kernelのビルド
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(chroot)$ ./build_kernel.sh (省略) Kernel build successful, check /home/xxx/trunk/src/build/x86/local_packages/linux-image-2.6.30-chromeos-intel-menlow_002_i386.deb
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- ディスクイメージ作成
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VisualBoxで扱えるようにvmdk形式のディスクイメージを作成する。
(chroot)$ ./build_image.sh CTRL + Dで元の環境に戻る。 $ ./image_to_vmware.sh --from=~/chromiumos/src/build/images/999.999.32509.163855-a1/
これでディスクイメージが"/chromiumos/src/build/images/999.999.32509.163855-a1/"にide.vmdkとして作成される。
あとはVisualBoxで動かすだけ!