NTTドコモの「iPad」3G版向けMicroSimのインパクト

iPadでも使えるMicroSimを販売するとアナウンス。


個人的には、別の観点で小容量データ定額通信普及のきっかけになる気がする(詳細は下記のとおり)。


http://journal.mycom.co.jp/news/2010/04/28/090/?rt=na

気になるのは通信料と制約の有無。キャリア側から見ると、iPad向けとはいえ単にデータ通信の定額サービスをリリースするのと同等のはず。


通信料の参考として北米のケースを調べてみた。

データ通信プランは、通信量250Mバイトまでで月間14.99ドル、無制限で月間29.99ドルの2種類

iPad 3Gモデル、米国で5月7日に出荷 - ITmedia NEWS
北米でこの値段で通信サービスが実現できているのはiPadが普通のPCと比べて通信量がすくないためと考えられる。(推測ですが直接•間接的な速度制限が行われているのでは?)


そうするとドコモの場合少し高めと考えて、定額で¥2,980-3,980ぐらいで出してきそうな気がする。


無論、ドコモも他のプランとすみ分けるために速度や帯域制限等の規制は付けてきそう。


さてこの通信料金で常時接続が実現できる定額通信プラン、小容量定額通信のプランとしても魅力的じゃない?


以下の条件がクリアできれば、MicroSimをiPad以外にも転用できそう。

  • 以下前提および必要条件
    • MicroSimからSimへのコンバータの開発

互換性を考えると、きっと開発する会社が現れるでしょう。

The micro-SIM was created with backwards compatibility in mind. The major issue with backwards compatibility was the contact area of the chip. Retaining the same contact area allows the micro-SIM to be compatible with the previous, larger SIM readers through the use of plastic cutout surrounds. The micro-SIM was also designed to run at the same speed (5 MHz) as the previous version.

SIM card - Wikipedia

    • IMEI(製造番号)等でドコモが端末をFilteringしないこと

少し前の話ですがGDDフォンでBizホーダイ・ダブルを使おうとするとはじかれるという現象がありました。これは何らか端末の固有情報、IMEI(製造番号)等で規制がかかっているためです。この規制が無い事が条件になると思います。

  • その後起きる事

おそらく、その他キャリアも黙っているとは思えない。ソフトバンク等は仮にMicroSIMカードをリリースしなくてもPocketWifi(3G-Wifiコンバータ)+小容量通信プランで対抗してくる可能性もある。


そうすると、小容量のデータ定額通信分野で競争が勃発するのではないでしょうか?


利用者としては選択肢が増えてうれしい限りです。


前兆:b-mobileSIM U300

年間29800円でベストエフォート300kbps 超(上下)の定額データ通信を提供する。

b-mobile SIM U300 | SIMフリー時代のsimpleなデータ通信、誕生。
モバイル環境、これでよいかも「日本通信のデータ通信定額契約」 - .h2oのお気楽日記

  • 各キャリアの動向

iPadの5月末発売に合わせ、日本通信がなんらかの発表を行う予定

特にアナウンス無し

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