キャリアサイドの位置情報の活用例

モバイル端末の位置情報を活用したアプリケーションとして、例えばコロプラ、フォースクエアがざっくり思いつくけど、一風変わって、ドコモが網側の位置情報機能をつかって「帰宅難民の推定」調査を実施したらしい。

 東日本大震災が発生した翌日(3月12日)未明の東京都心部で夜間人口が通常より大幅に増えていたことが、NTTドコモが携帯電話の交信状況から推計した人口分布データで分かった。交通網のまひで自宅に帰れず、都心の勤務先などで夜を明かした「帰宅難民」が大量に発生した実態が裏付けられた。

http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110604k0000e040041000c.html

おそらく、ドコモの網側(HLR?)の端末レジスト情報から位置を推測し、マッピング・処理したのかな?


最近ドコモはこの分野に力を入れてるみたいで、この技術を「モバイル空間統計」と呼んでるらしい。

「モバイル空間統計」は携帯電話サービスをお客様に提供する過程で必要となる位置データや属性データなどを統計処理することにより作成した人口の推計値です。ドコモは携帯電話事業を通じた社会貢献の一環として、「モバイル空間統計」の公共分野への活用に向け取り組んでまいりました。

報道発表資料 : 「モバイル空間統計」のまちづくりと防災計画分野における有用性を確認 | お知らせ | NTTドコモ

こういった取り組みって「キャリアの網側だからこそできる位置情報の活用例」として、面白いと思う。